この記事は、こんな方におすすめです☆
・楽天経済圏で生活している方
・新SPU「楽天ウォレット」に興味がある方
・「楽天ウォレット」SPUの損益分岐点を把握したい方
この記事は、たまママが書いています☆
・楽天経済圏の住人/毎月楽天市場で50万円程度お買い物
・楽天ウォレットでビットコイン、イーサリアムの取引経験あり
・実は理系、数字にはわりと強い
楽天ポイントを使って暗号資産を購入したり、暗号資産から楽天キャッシュにチャージしたりできるサービス「楽天ウォレット」、皆さんは使っていますか?
この楽天ウォレットが、2021年8月からSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象サービスに加わることになりました!
本記事ではこの新しいSPU「楽天ウォレット」についてわかりやすく解説し、
注意点や損益分岐点を考察してみました☆
早速私もチャレンジしてみました👇
8月から、楽天パシャのSPU達成条件も変わります👇
楽天市場のSPU制度とは?
SPUは「スーパーポイントアッププログラム」の略称です。
楽天市場特有のポイント還元制度で、様々な楽天サービスを利用すればするほど、
楽天市場のお買い物でポイント還元率が上がります。
すべてのSPU条件をクリアした場合、
なんと最大15.5%ものポイント還元を受けることができます。
SPUの対象サービスには、無料で利用できるものと、お金がかかるものとがあります。
お金がかかるサービスの場合は、SPUにかかるコストと還元されるポイントとを天秤にかけて、
結果的に損をしないように注意して使わなければなりません。
新SPU「楽天ウォレット」とは?
「楽天ウォレット」のSPUは、2021年8月1日から適用された新しいSPUです。
「楽天ウォレット」のSPU達成条件は、
楽天ウォレットでの月間合計3万円以上の現物暗号資産の購入です。
このSPUを達成すると、楽天市場でのお買い物金額に対して0.5%のポイントが付与されます。
楽天ウォレットのSPUの注意点
よくわかんないけど、簡単そうなSPUだね。
楽天ウォレットは取引手数料無料だし、
3万円分買って、またすぐ売れば良いんだ!
甘いわね。その考え方だと損するよ。
仮想通貨取引では「スプレッド」を無視してはダメ。
スプレッドとは、仮想通貨を購入する時(Ask)と売却する時(Bid)のレートの差額です。
2021年7月8日現在、楽天ウォレットのスプレッドは…
・ビットコイン(BTC)は1BTCあたり160,891円
・イーサリアム(ETH)は1ETHあたり10,807円
・ビットコインキャッシュ(BCH)は1BCHあたり2,412円
となっています。
…つまりどういう意味?
1BTC買って、すぐにそれを売却すると、
16万円損するってこと。
何それ、ひどい!
仮想通貨取引業者はここで儲けをとるものなのよ。
だから、手数料無料に騙されちゃだめ。
楽天ウォレットで3万円分の暗号資産を購入してすぐに売却した場合、
どの程度のマイナスが生じるのかシミュレーションしてみましょう。
楽天ウォレットで購入できる暗号資産は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)の3種類です。
ビットコイン(BTC)でシミュレーション
3万円分のBTCを購入:30,000 円 ÷ 3,695,401 円/BTC = 0.0081182 BTC
0.0081182 BTCを売却:0.0081182 BTC × 3,534,510 円 = 28,693 円
マイナス額: 30,000 円 – 28,693円 = 1,307 円
イーサリアム(ETH)でシミュレーション
3万円分のETHを購入:30,000 円 ÷ 247,587 円/ETH = 0.12116953 ETH
0.12116953 ETHを売却:0.12116953 ETH × 236,780 円 = 28,690 円
マイナス額: 30,000 円 – 28,690円 = 1,310 円
ビットコインキャッシュ(BCH)でシミュレーション
3万円分のBCHを購入:30,000 円 ÷ 55,255 円/BCH = 0.54293729 BCH
0.54293729 BCHを売却:0.54293729 BCH × 52,843 円 = 28,690 円
マイナス額: 30,000 円 – 28,690円 = 1,310 円
ふ~ん、どの暗号資産を選んでも、
大体1,310円の損失が出るんだね。
上手にトレードすればこの損失は減らせるけど、
私は月3万円もトレードする気力は無いなぁ。
…とは言ったものの、結局トレードしました(笑)👇
楽天ウォレットのSPUの損益分岐点
お買い物金額と付与ポイントの関係
「楽天ウォレット」のSPUを達成すると、
楽天市場でのお買い物金額に対して0.5%のポイントが付与されます。
獲得上限ポイントは、5,000ポイントです。
月間お買い物金額と付与ポイントの関係をグラフにすると、こんな感じです。
計算式は、付与ポイント = 月間お買い物金額(円)× 0.5% ですね。
月間獲得ポイント上限に達するお買い物金額は、100万円となります。
コストと付与ポイントの損益分岐点
楽天ウォレットで購入した暗号資産をすぐに売却すると、大体1,310円の損失が発生します。
この1,310円をSPU達成コストと考えて、損益分岐点を計算してみましょう。
グラフにするとこんな感じです。
計算式は、実質付与ポイント = 月間お買い物金額(円)× 0.5% – 1,310円 ですね。
コストが相殺される損益分岐点は、
月間お買い物金額26.2万円という結果になります。
なかなかハードルが高い金額が出てまいりました。。。
月ごとにやる/やらないを調整できるSPUなので、
月間お買い物金額と見比べながら、上手に活用していきましょう☆
まとめ
2021年8月から、「楽天ウォレット」がSPUに仲間入りしました。
SPU達成条件は、月間合計30,000円相当額以上の現物暗号資産の購入です。
得られるSPUは楽天市場でのお買い物金額の0.5%にあたるポイントです。
3万円の暗号資産を購入後すぐ売却した場合、約1,310円の損失が発生します。
この1,310円をSPU達成コストとした場合、楽天ウォレットのSPUの損益分岐点は26.2万円です。
月ごとにやる/やらないを決められるSPUなので、月間買物金額に応じて、賢く使っていきましょう。
おススメの出口戦略はこちらの記事でまとめました👇
8月から、楽天パシャのSPU達成条件も変わります👇
新SPU楽天ウォレットの解説記事、いかがでしたでしょうか?
この記事が、少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました☆
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楽天SPUのポイント計算方法やこれまでの変更点はこちらの記事にて👇